DIYで薪ストーブ設置④ 「煙突掃除をしてみました」編

みなさん、新年おめでとうございます。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。今年も地に足を付けて、農とくらしをゆるゆると頑張ります。応援よろしくお願いしまーす!

薪ストーブをDIYで設置してから約2ヶ月半。11月中旬くらいからはほぼ毎日焚いています。

寒い日にはぜいたくにも、朝晩と2回も焚いています。その暖かさは今までに使ってきたいろんな暖房器具と比べても、異次元レベルです♡ まさに一家の大黒柱! よっ、大統領! とかけ声をかけても、決して過言ではありません。

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毎日大活躍の薪ストーブさん。

そんな大黒柱さまを昨年末に掃除しましたので、その様子をお伝えしたいと思いまーす。

  • 薪ストーブの煙突
  • 輻射熱とは
  • シングル煙突のデメリット
  • 煙突を外す
  • 煙突を掃除する
  • 煙突を組み直す
  • 煙突掃除をして考えたこと(オマケ)

薪ストーブの煙突

薪ストーブの煙突にはシングル(一重)とダブル(断熱二重)という、2種類があります。シングルには銀色と黒があって、ダブルは黒のみ。そしてうちはシングルで銀色です。実はこれ、薪ストーブに合わせるにはけっこう珍しいパターンだと思います。

自分たちでDIYで薪ストーブを設置することに決めた時に、コンサルの大屋さんからアドバイスをもらい、シングルにしようと思ったのです。ダブルは重いし固定が難しいので、素人が設置するのはちょっとハードルが高いのですね。薪ストーブの設置はこんな感じでやりましたよー。気になる方はぜひトライしてみてくださいね〜。

DIYで薪ストーブ設置④ 「煙突掃除をしてみました」編

ところでみなさん、薪ストーブの煙突って黒いイメージがありませんか?

ワタクシにはありました。そして不勉強だったこともあって、銀と黒はただ単に色が違うだけだと思っていました。でもそうじゃないんですね〜。そこには大きな理由があって、それは輻射熱だったんです。

輻射熱とは

輻射熱ってなんでしょう? よく聞く言葉ですが、文系のワタクシにはイマイチ意味が分かりません。

分からないことは勉強のチャンスかも? という訳で、さっそく調べてみました!

輻射熱とは?光(電磁波)で伝わる見えない熱とエネルギー

薪ストーブで説明すると、 輻射熱というのはですね、ストーブ本体や煙突が出す電磁波(赤外線)のことです。これがいろんなものに当たって、そこを暖めるのです。

通常はこの輻射熱を最大限に利用したい! と考えます。なのでストーブ本体も、煙突も黒い色をしているのです。小学校の時に虫眼鏡で黒い紙と白い紙に光をあてた、あの実験結果ですね。色が濃い方が熱を吸収したり、発したりするのです。

ただし、それは壁や構造物に対して十分な安全性(=距離)を確保して、煙突を設置できる場合に限ります。

薪ストーブを後付けするような場合、そしてそれが古民家だったりすると、どうしても煙突の取り回しにムリが生じます。

新しい家だと不燃性の新建材が使われているので(新建材の是非はここではさて置きます)、煙突を取り回す自由度が高いのですが、古民家ではなかなかそういうわけにはいきません。狭〜いすき間を通したり、土壁を抜いたり、すぐ近くに燃えやすい柱や鴨居があったり、ということは古民家にはよくあるケースなのです。

そんな状況で安全性を確保するための選択肢は、およそこの2つです。

①断熱2重煙突を使う

②シングルであれば銀色を使う

でも①はDIYでの設置が難しい。私たちはどうしてもDIYで設置したかったので、②のシングルで銀色の煙突を選択したのですね。

シングル煙突のデメリット

シングル煙突は軽くて設置が楽なのですが、デメリットがあります。それは外気温で冷えやすい、ということ。二重煙突に比べると断熱材も入っていないし、厚みもペラペラだから仕方ないのですが…。外気温が低いと煙突の中で煙が冷えて固体化して、ススがこびりついてしまうのですね〜。

このススに火が付くと、煙道火災になります。煙突の中がボーボーと燃える、ストーブで一番怖い事故です。多くの火災事故は、この煙道火災が引き金になって起こっています。

これを防ぐためには、定期的な煙突掃除が欠かせませーん!

というわけで、年末の大掃除に合わせて煙突掃除もやってみました! 手順はこんな感じです。

煙突を外す

まずはストーブから真上に立ち上がっている煙突を外します。

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ヨイショっと

この部分は伸び縮みするので、ネジを2本ゆるめると簡単に外せるのですね〜。

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スポッと抜けました

こいつを抜いてから、ガンガン掃除を始めます!

煙突を掃除する

ちなみに気になる煙突の中はこんな感じでした。

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ススだらけ〜。これが燃えたらと思うと、こ、怖い…

うわ〜、けっこうビッシリやな ( ̄▽ ̄;)

これは横引きという、煙突の中では一番温度が下がる部分なんですが、予想以上にススが付いています。こいつに引火すると、先ほど言った煙道火災になるわけですね。う〜む、これは冗談抜きで怖いぜ…。

ススの量にビビりつつも、掃除を進めます。煙突掃除用のブラシを差し込んで、ガシガシとススを落とします。ススは固くはないので、ブラシで数回こするとサラサラと簡単に落ちます。ブラシが入らない狭い場所は、ワイヤーブラシでこすります。

で、ススが落ちた後はこんな感じ。

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これなら心配ないぜ! くらいキレイに落ちました

ふう、キレイになってホッと一息。

…でもね、煙突掃除なんてストーブで暖を取るくらしの中では、ごく当たり前の作業なんですよね。わざわざブログにアップする必要もないくらいです(笑) 近所のじーさまに言わせると、「そんなもん、子どもの仕事や」だったそうです。なので掃除を定期的に行えば、特に問題はないんです。それを忙しさの中でサボってしまうことに、根本的な問題があるんだな〜と思いました。

煙突を組み直す

これはなんにも難しいことはありません。外したのとは逆のことをやるだけです。

以上の作業にかかった時間は約30分。慣れた方だともう少し早くできると思います。

煙突掃除をした後の薪ストーブは、ちょっとピカピカしている気がします。よーし、今日もバシッと焚いちゃうからね〜!

煙突掃除をして考えたこと(オマケ)

ちなみに。

わが家のシングル煙突の代金はトータルで約10万円でした。設置はDIYだったので、お金はかかっていません。

これが断熱2重煙突だと、煙突の代金が25〜30万円程度かかります。プラスして設置にかかる費用も別途必要(たぶんうちレベルの工事だと10万円前後かな)です。つまり煙突代と設置費を合わせると、35〜40万円くらいかかるのです。

さて、この25万円以上の差額をどう考えるのか。実はこれ、ただ単にお金がある/ない、という話ではないんですね。

掃除の手間が少なくて済むように高価な物を買い、作業はアウトソーシングする。確かにお金はかかりますが、それはそれで1つの現実的な選択肢です。

でも私たちのようなできるだけ自分たちで考えて、自分たちでやる、という選択肢も、実はとっても現実的なんですよ。

けれど周りを見ると、あまりに多くの人が、1つの選択肢しかないように思っているようです。つまり「高価な物を買って作業は外注」という選択肢です。

これは何も薪ストーブに限ったことではありません。農でも同じだし、家を建てる時なんかにも、特にそれを感じます。

その根っこには、自分にはそれはできないという思い込みがあるのではないでしょうか。

実は自分たちの力でできることは、もっともっといっぱいあるんですよ〜♪ そしてできることを少しずつ増やしていくことが、くらしを豊かにすることだと私たちは思っています。ライフワークである「小さな農家を増やしたい」という活動も、そんな目的から始めました。

「小さな農家」が世界を変える

そんな自分の持つ可能性に気付いて、みなさんがくらしをもっと豊かに感じてもらえるといいな〜。そんな風にいつも思っています。

気になる方はぜひくらしの宿Cocoroに遊びに来て、私たちと一緒に作業をして、くらしのヒントを見つけてくださーい。

ご予約はこちらから

くらしトークしましょうね〜。お待ちしてまーす♪

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