みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。今日は暑いくらいの一日でした。春が遅い郡上でも、そろそろ桜のつぼみがふくらんできましたよ。今年はどんな桜が見れるのかな〜。うちの近所にはとても素敵な桜街道があるので、今からとても楽しみです。
実はコロナ騒動が勃発して以来、くらしの宿Cocoroのご予約はゼロです。ここ1ヶ月、宿泊のお客さまはお一人もいらっしゃっていません。
でもね、こういう時が本当に大切なんです。
焦らず、迷わず、今やるべきことをしっかりとやっていく。
それが『くらしの在り方』です。
ピンチはチャンス。
腐らず、恐れず、自分と向き合って日々を過ごしていく。
そんなくらしを心を込めて送っていきたい。
…な〜んて、思うわけないやろ!
くそー、コロナめ(怒)
ちょびっと怖いし、かと言ってどうしたらええか分からんし、ホンマええ加減にせえよ!
でも人間はそんなに弱くないぞ! 絶対巻き返したるからな!
と、ビビりまくって本音を吐いて少しスッキリしたところで、本題に入りますね〜(笑)
あ、ご宿泊のお客さまがゼロなのは事実なんですが、実際には友だちやら昔のご近所さまやらが遊びに来てくれて、それなりに楽しい日々を過ごしていますよー。畑の仕事も増えてくるしね。収入はないけど、やりたいことがいっぱいです!
さてさて、タイトルにもありますように、くらしの宿Cocoroにようやく暖簾が付きました!
こんなにも時間がかかってしまったのには訳があって、京都の老舗暖簾屋さんに注文して待つこと半年、ようやく暖簾が届いたんですよ!
…というわけでは全然なくて、ただ単に暖簾をどうやって自作したらいいのか、よく分からなかったからなんですね(笑)
私たち、どこかに頼むという発想があまりないんですね。何か欲しければ、基本的には自分たちで作ります。技術的にどう頑張ってもできないものは買います。まず作るという発想から入ると、本当に必要なもの以外は余計なものを買わずに済むからいいですよ(笑)
暖簾を作ろう、と思い立ったのは今をさかのぼること1年くらい前かなぁ。お店なんだから暖簾はあった方がいいよね、と思い計画を立てたのです。
それから暖簾の歴史や種類なんかを調べ始めたらもう大変…。
暖簾には関西風と関東風があって、暖簾を棒に取り付ける作法や、布の長さが異なるんですねー。枚数もいろいろだし、暖簾の棒を支える形にも屋根からつり下げるものや柱から水平に支えるものなどいろいろあって…。
調べれば調べるほど奥が深くて、段々とイヤになってきちゃったんですよね(笑)
なので、ここはもう自分たちで考えてオリジナル路線で行くしかない! と決断し、制作に取りかかったのが今年の2月下旬のことでした。
構想は1年、作り出してからは1ヶ月弱という、長いのか短いのかよく分かんない暖簾プロジェクトです!
実は今回はほぼ8割方、相方の仕事です。ガサツで細かい仕事ができないワタクシには写真を撮るくらいしかできることがありません。
まずは裁縫の本を見て、手順通りに作業を進めます。
次にミシンでダダダーと縫っていきます。
暖簾の支柱にする棒は、近所の河原から竹を切ってきました。
切ったばかりの青竹を火であぶると水分と油が出てくるので、それを布でゴシゴシとしごきます。この火あぶり〜拭き取りの作業をすることで竹にツヤが出て、いい表情になります。
棒を通す支えは、以前に棚をつくった時のヒノキの板が余っていたので、それをカットして使いました。切って削って、オイルを塗り込みます。木目がキレイに出たので、なかなか良い感じになりました。あ、これはワタクシが作りましたよ! 久しぶりのお仕事なので太字でアピールしています。
支えはネットで調べるといろんな形があるのですが、宿の雰囲気に合わせてできるだけシンプルな形状にしてみました。
最後は暖簾に屋号を書きます。
くらしの宿Cocoroのロゴを作ってくれたのは、岐阜県のデザイン界では知らない人以外はみんな知っている(当たり前だ)、コモレビデザイン舎のユゲヒデカさーん。
専業で農業をやっていたころから、うちのデザインをずーっとお願いしています。このブログのワタクシのアイコンも、ユゲヒデカさんデザインです。
そのロゴを拡大して、くり抜いたところに色をつけていきます。暖簾が濃いグリーンなので、文字は茶色(チョコレート色)にしてみました。計算通りにキレイに見えるといいのですが。
そしてできあがったのが、こちらの写真でーす!
う〜ん、素敵だな。青空に暖簾が映えるなぁ。アイロンかけてなくて、くしゃくしゃなところも愛嬌があるなぁ。
…って、親バカ過ぎる…。
ちなみに、この暖簾の制作費ですが
- 布→無料(家にあった)
- 棒→無料(河原から切ってきた)
- 支え→無料(以前にDIYした残り)
- オイル→無料(以前にDIYした残り)
- 文字用ペイント→600円
- 道具→800円(支えに穴をあけるドリル)
というわけで、合計1400円なり。
ちなみに外注に出すと最低でも2万円はいっちゃいますね。
ビバ、DIY!
わーい、できたよーと喜んで暖簾をかけて、二人で眺めていたら、通りかかったご近所さんがひと言
「お店みたいでいいねぇ♡」
アハハハハ。実際にお店なんですけどね(笑) お客さん、ゼロだけどさ(涙)
そんなお店みたいなくらしの宿Cocoroに、ぜひ遊びに来て下さい。ご予約はコチラから。
今ならいつでもアッサリご予約が取れますよ。よろしくお願いしまーす!
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