みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農泊を営む、くらしの宿Cocoroです。早いもので今日で5月も終わりですね。今は農には一番ピッタリな気候です。日差しも暑さもそれほど厳しくはなく、風は涼しく乾いています。毎日外で作業するには、とても気持ちがいい時期です。
田植えを来月に控え、田んぼの準備を進めています。
これは6月10日に開催の【ノンビリ♡田植えコース】の小さな田んぼ。山が近くて、本当にキレイな田んぼです。
こっちは6月13日の【ガッツリ☆田植えコース】の大きめの田んぼ。
まー、美しい♡ どちらも田んぼらしくなってきましたよ。
「田んぼらしくって、田んぼなんだから当たり前でしょ」と思われたアナタ。フッフッフ、実は違うんですね〜。
田んぼって普通は秋から春にかけては水が入ってないんです。この間にね、乾燥してなんか畑っぽい雰囲気になっちゃうんですよ。一番大きな違いは土か泥か、です。畑は土だし、田んぼは泥です。でもそれだけじゃなくて、何かが違うんだよなぁ。
で、春になると田んぼに水を入れて、トラクターで水と土をこねて、泥にする訳です。「代かき」という作業です。これをすることで一気に畑が田んぼに変身します。
ちなみにこの作業はとーっても地味なんですが、やってるとテンション上がります。これがきっとトラクターハイってヤツなんでしょうね。そんな言葉ないけど…。
このあとはひたすら田んぼに水を張り続け、水棲の生物に増えてもらいます。カエル、オタマジャクシ、ミジンコ、ミズカマキリ、ゲンゴロウ、ミズムシ、イトミミズなどなど。
植物も増えますよ。ウキクサ、イチョウウキゴケ、アミミドロ。うちの田んぼには絶滅危惧種の植物もいるんですよー。
そして忘れちゃいけないたくさんの微生物たち。目に見えないからどなたがいらっしゃるのか分からないけど(笑)
肥料も農薬も除草剤も、なーんにもやらない自然栽培の田んぼなので、生物多様性だけが頼りです! みんなー、今年もよろしく頼むよ!
田んぼと同時並行で、稲の育苗も進めています。
これは種モミをまいて、一週間後の様子。発芽が始まった頃ですね。まだ芽の数がまばらです。
それが今や、ドーン! ちょうど4週間でこんなに育ちました。田植えまであと10日。頼むから無事に育っておくれよ〜。
と思ってたら、イキナリ獣害に!!
コラー! ムシャムシャ食ってんじゃねー! ネコ草と違うぞ! って、大した被害でもないし、そんな目くじら立てなくてもいいんですけどね。
こんな感じで田んぼ、稲ともに順調でーす。
そしてそして! 明日からやっと営業再開です。
すでに何件かご予約をいただきまして、ありがたい限りです。田植えイベントに合わせて宿泊もできますので、ご興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせくださーい。
よろしくお願いします!
0コメント