みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』を営むただっちです。
お盆も終わり、もうすっかり秋ですね〜、爽やかで気持ちがいいですね〜、とごくごくナチュラルに時候の挨拶をしたいところですが、今年もまだ毎日めちゃくちゃ暑くて、雨も少なくて、もう大変です…。早く気持ちよく作業できる季節になってくれないかな〜。
例年ですと、このお盆すぎから9月、10月というのは絶好の農シーズンなんですよね〜!
作業をしていても汗はかかないし、全然疲れないし、虫も減ってくるし、作業がドンドンはかどる夢のシーズンです。そして冬や来春に向けたタネまきや、苗の植え付け(定植)が始まるのも9月からですね。
ま、今年の残暑や余談はちょっと脇に置いておいて、さっそく本題に入ります。
これから農を始めたいかたに向けた一泊二日のワークショップを開きます! しかも今年は平日開催です!
テーマは「小さな農家になろう」です。
こんなかたにオススメです
農を始めたいけれど、どこから手を付けたらいいのか分からない。
無肥料・無農薬で野菜を育てたいけど、どんな技術が必要なんだろう。
田舎に引っ越して農のある暮らしを始めてみたいけど、自分にできるのかなぁ。
農を始める前は、希望もあるけど不安もいっぱい。そんな農の初心者さんたちに向けたワークショップです。
「小さな農家」になって小さな自給を目指しましょー!
これから先、自給はとっても大事な技術であり(ワタクシ的には生きていく上で必須だと捉えています)、なおかつ暮らしを豊かにしてくれる要素になってくると思います。
自分たちが食べる物は全て自給しなくちゃダメだぜ! なーんてスパルタンなことを言っている訳ではありませんのでご心配なく。
例えばお米だけとか、野菜だけとか、もっと小さくジャガイモだけとか、玉ねぎだけとか。
何でもいいんですけど、「自分はこれだけは1年分を自給できる」というものが1つでもあること。それが「小さな自給」の最初の一歩です。
小さな自給ができるようになると農がグッと楽しくなるし、暮らしも少しずつ豊かになっていきます。そして何か1つでも自給ができるようになると、不思議なことにそれに引っ張られるように他の作物も自給できるようになります。小さな自給が積み重なって、そしていつの間にか気づいたらほぼ何でも自給できる暮らしになっていた! な〜んていうのが理想ですよね。
今のワタクシたちはまさにそんな感じです。お客さまからも「食べ物を自給できるってスゴいですね」とよく驚かれますが、そこを目指した訳ではなくて気づいたらいつの間にかそうなっていた、というのが実際のところです。
これから先、そんな風に暮らしをアップグレードしていける人がもっと増えるといいなぁ。そんな願いを込めた、みなさんが農に関わるきっかけ作りとなるワークショップです♪
ワークショップの内容
さて、そんな「小さな農家」になるにはどうしたら良いのでしょう?
初日にまずは基本中の基本、畝の立て方をお伝えします。『くらしの宿Cocoro』の畑には畝を立てるスペースがないので、今回は「リトリートビレッジ ひねもすのたり」さんの畑で畝立て作業を行います。
※初日のこのワークショップのみ「郡上の食といのちを守る会」さんの主催となります
ふふふ。たかが畝立てと侮ることなかれ、ですよ。
『くらしの宿Cocoro』がワークショップでお伝えするのは、一度作れば最低三年は使える「三年畝」!
この三年畝の理論を理解してちゃんと作れるようになると、農作業がとっても楽になること請け合いです。筋力に頼らず、体への負担が少ないクワの使い方などもお伝えします。
畝を立てた後は、完熟堆肥の使い方。『くらしの宿Cocoro』でも普段から愛用している「長良川カンパニー」さんの完熟堆肥の使い方や注意点を、詳しくお伝えします。なんと当日は長良川カンパニーさんによる完熟堆肥の販売もありますよ!
そして堆肥をすき込んだ畝に冬野菜の苗を植えて、タネを播きます。
翌日は『くらしの宿Cocoro』の畑にて、すでに何度か使ってやや崩れてきた「三年畝」の直し方をお伝えします。この畝の正しい直し方も知っているといないとでは、野菜の育ち方が全く違います。こういう目に見えない細かい技術って、ホント大切なんですよ。
全ての作業が終了した後は座学です。今までやってきたそれぞれの作業がどんな意味を持つのかを改めて学んで、作業への理解を深めます。
体を動かした後に頭を使って知識を得る、というのはワタクシがワークショップでずっとやってきているスタイルです。農は体と頭の両方をうまく働かせないとできませんからね。
初日の晩ごはんはもちろん愛農かまどでかまどご飯でーす!
晩ごはんの後には交流会を予定していますので、これから農を目指す仲間同士でいろいろと交流してくださーい! 二日目もワークショップと座学があるので、羽目を外しすぎないよう、みなさん注意ですよ(あ、一番危ないのはワタクシか…)。
タイムスケジュール
初日(9月3日・火)
・『くらしの宿Cocoro』に集合 12:30
・オリエンテーション。自己紹介、『くらしの宿Cocoro』の田んぼや畑の見学 〜14:00
・「ひねもすのたり」さんへ移動 〜14:15
・ワークショップ1 「畝の立て方と完熟堆肥の効果的な使い方」 14:30〜16:30
・宿へ移動して晩ごはんの準備 〜18:30
・晩ごはん 18:30〜
・交流会(希望者のみ)
二日目(9月4日・水)
・朝食 8:00〜
・ワークショップ2 「三年畝の直し方」 9:00〜11:30
・昼食/休憩 12:00〜13:00
・座学「今回の作業の理論など」 13:00〜14:30
・質疑応答など 〜15:00
・解散
雨天の場合はタイムスケジュールが大幅に変更になる可能性がありますので、よろしくお願いします。
持ち物
・作業ができる格好(長袖、長ズボン、軍手、長靴、帽子など)
・タオル
・水筒
・筆記用具
・カマ(全員)、クワ(以下は持ってこれるかたのみ)、レーキ、三角ホー
・着替えなど、宿泊に必要な物
そしてもしお近くにダイソーがあれば、ぜひこの除草器をお買い求めください。とっても便利です!
参加費
21,000円(税込み)
参加費には宿泊代、ワークショップ受講料、傷害保険、初日の夕食、二日目の朝食と昼食が含まれます。
※交流会代は参加費には含まれませんので、食べ物や飲み物などを各自でご用意ください
募集期間と人数
応募の締め切りは8月31日(土)です。募集人数は7名です。最小開催人数は3名です。2名以下の場合は開催いたしません。上限の7名に達した時点で募集を締め切ります。
なお、お泊まりいただくお部屋は男女別の相部屋になります。
お申し込み先
こちらのお申し込みフォームより必要事項を記入してお申し込みください。ご質問などもこちらから受け付けます。
それでは「小さな農家」を目指すみなさんにお目にかかれるのを楽しみにしています。楽しいワークショップになるといいな〜。
よろしくお願いしまーす!
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