うちのお米は◯◯い!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市にあるオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』のただっちです。またもや雨の日々が始まり、心も体もジトッとしてきましたよ…。秋雨前線はどこかへ行って、早くスカッと晴れてくれよー。

そんなお天気頼みの日々ですが、田んぼのお米たちは全力で頑張ってくれています。

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今年は8月上旬の長雨の影響で、穂が出るのが10日ほど遅れました。

ちなみに稲の穂が出ることを「出穂」というのですが、コレ「しゅっすい」と読みます。時々テストに出るので(何のテストや)、よーく覚えておいて下さい。

まぁこの出穂が10日遅れたことが後々どう響いてくるのか、はたまた全く影響はないのか。今までに経験したことがないので分かりませんが、無事に10月の稲刈りを迎えられますようにと祈る毎日です。

今回はそんなお米についてのお話です。

『くらしの宿Cocoro』を訪れたことのある方はすでにご存じでしょうが、お客さまがご飯を召し上がる量はスゴいことになっています。3〜4人くらいのご家族ですと、晩ごはんと翌日の朝ご飯で5合はペロリです。子どもちゃんが大きいと、7合炊くこともあります。

みなさん、ちょっと考えてみて下さいな。家族で2食で7合とか、あり得ます? 一食につき1人ほぼ1合の計算ですよ? 育ち盛りの子どもならいざ知らず、普通の大人はそんなに食べません(笑)

でもみなさん、ペロリとアッサリ召し上がっちゃうんですよねー。その理由をちょっと考えてみました。

まず1番シンプルに考えられるのは「うちのお米はうまい!」です。誰でも思いつきますね(笑)

自慢でも何でもないんですけど、普通に有機栽培、あるいは自然栽培されたお米って、それだけでとっても美味しいです。しかも『くらしの宿Cocoro』ではそのお米をかまどで炊いています。

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農泊まんきつプランではかまどでご飯を炊く体験ができます!

かまどで炊くと、お米の本来の味が楽しめます。控えめに言って、むちゃくちゃ美味しいです。その証拠に、最近いろんな有名家電メーカーの高級炊飯ジャーが宣伝してますよね。「かまど炊き」やら「おどり炊き」やらって。共通するのは強火で一気に炊き上げるというイメージですよね。でも残念ながらどう頑張っても電気ではムリなんだよなー。

ただでさえ美味しいお米をかまどで炊く。そりゃー美味しくない理由が見つかりません。

その次に考えられるのは、「うちのお米はかたい!」です。

日本で最も多く生産されているのは、みなさんごぞんじ「コシヒカリ」ですが、コシヒカリは数あるお米の中でも、かなり柔らかい部類に入ります。柔らかくて、そして甘い。なんだかちょっと新婚生活みたいですね〜(笑)

うちのお米は、たぶん一口噛んだ瞬間にコシヒカリとの違いが分かります。シャキシャキと腰があって、しっかりと味があります。コシヒカリを新婚さんに例えるなら、うちのお米は運命の人? 酸いも甘いもかみしめた大人の味? 一旗上げてやるぜと都会へ出たけど、夢破れて田舎に帰ってきた時に食べた母の味? そんな感じでしょうか。

ま、書いてる本人にもこの辺うまく表現できていないことがよーく分かっているので、「へー、そうなんだ(棒読み)」くらいで軽く流しておいていただけると助かります。

余談ですが『くらしの宿Cocoro』では、お米をモミの状態で常温保存しています。普通の旅館なら良くて玄米か、大抵は白米を冷蔵保存していると思います。でもお米って、モミ→玄米→白米の順で鮮度が落ちていくんですよ。白米なんて1週間もすれば、かなり酸化してヌカ臭くなってきます。

『くらしの宿Cocoro』ではモミで保存しておいて、お客さまの予定を考えつつ籾すりをして

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小さな籾すり機が大活躍です

その後すかさず精米! という手順を踏んでいます。

モミで保存するのも籾すりも精米も、それぞれ手間はめちゃくちゃかかりますけどね。お米の味が全然違いますからね。ここは農家のプライドをかけておろそかにする訳にはいきません。

3つ目の理由は「うちのお米はくろい!」です。

「はぁ? なに言ってんの?」な発言ですが、実際うちのお米は黒いんですよ…。

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よーく見てね

どうです? お米に黒い粒が見えませんか?

実はこれ、カメムシが吸った跡なんですよね。出穂(読み方覚えてますかー?)直後のお米は、固体というよりはミルクのような液体の状態です。それがどうやら美味しいらしくて、カメムシがせっせと吸うのですね。

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美味しいのは分かるけどそんなに吸うなよ

そうするとお米に黒い点ができます。「斑点米」と呼ばれて、農家からそれはそれは蛇蝎のごとく嫌われます。

どうして農家から嫌われるかというと、斑点米があるとお米の値段が下がるからです。味は全くと言い切っていいほど変わりません(ただし斑点米だけを食べると、苦くてとても食べられたもんじゃありませんので、止めた方がいいです)。

このカメムシによる斑点米を防ぐために、農薬がこれでもかこれでもかと使われます。ラウンドアップ(グリホサート)と並んで悪名高い「ネオニコチノイド系」という農薬です。トンデモな一説によると農薬は適切な量であれば危険ではないそうですが、その農薬をまく時間帯は小学生の通学を避け、日中は洗濯物を外に干さないように、という勧告がなされます。そんな安全な農薬ですから、当然田んぼにいるいろんな虫や小動物たちは、ほぼ全滅くらいのダメージを負います。

『くらしの宿Cocoro』では、他の生き物にそんな被害を与えてまで斑点を消したいとは思いません。なので敢えて斑点のあるお米をお客さまに提供しています。これでマズければ立場ないけどね(笑) ありがたいことに、みなさんから美味しいと言っていただけるので、これでいいのだと自信を持ってオススメしています。

そんな『くらしの宿Cocoro』でしか食べられないうまくて、かたくて、黒いお米「イセヒカリ」を、現在挑戦中のクラウドファンディングのリターンにご用意しています!

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クラファンへのご支援をしつつ、『くらしの宿Cocoro』の黒い(しつこいぞ)お米も食べられるという、とってもお得なリターンでございます。

みなさん、クラファンのご支援もよろしくお願いしまーす!

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