無垢材の床にオイルを再塗装してみました!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市にあるオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』のただっちです。

今回はめちゃくちゃ久しぶりのDIY関連の記事です。

今年はありがたいことに畑や田んぼ、そして特に宿業が忙しくて、なかなかDIYに取り組む時間が取れなかったのですが…。先日やっとまとまった時間ができたので、ここがチャンスとばかりに色々やってみました!

いや〜、農作業もいいけど、DIYも楽しいなぁ笑  

やりたかったことの1つが、今回のタイトルにもありますが、無垢材の床にオイルを再塗装することです! 

この再塗装はずっと気になっていたことなので、冬を前に取り組むことができてホッとしました。再塗装というからには以前に一度塗っているのですが、その時の様子はこちらのブログで少し取り上げたことがあります。

今回は以前にオイルを塗った床がカサカサしてきたので、それをまたオイルで再塗装したよ、という内容です。

ちなみに今回は「再」塗装ですが、初めてオイルを塗装するかたもいらっしゃいますよね。初めての塗装と再塗装の一番の違いは「ヤスリがけ」があるかないかくらいです。それ以外はほぼ一緒ですので、ぜひ参考にしてください。

今回再塗装する場所は


床が最もカサカサしてきたのは、縁側です。

縁側って日が良く当たってとっても暖かいんですけど、やっぱりそれだけ長時間紫外線にさらされてるからですかね〜。他の部屋はまだ大丈夫なのに、縁側の床だけが特にカサついてきました。

見るからにカサッとしてきた縁側の床…

この状態のままでも現時点では特に問題ないんですけど、このまま放っておくと、いつか確実にささくれてきますよね…。

しかも縁側って、家の中でワタクシが一番好きな場所なんです(お前はネコか)。その床がカサカサしてるのは、どうにも居心地が悪い…。

ってことで、ここはやっぱり再塗装しちゃいましょう!

使うオイルはいつものアウロのNo.129です。この円安のご時世に、なんと5年前の価格を維持してくれています。本当にありがたい!


これを塗るのですが、まずはその前にやっておいた方がいいことがあります。ま、DIY全般に言えることですが、それがコレ!

1.時間の見積り


DIYをする時に重要なのが、今から行う作業にどれくらいの時間がかかるかを正確に見積もることです。さてさて、床の再塗装にはどれくらいの時間がかかるでしょうか。

今回再塗装する縁側は約7平方メートルです。ってことは…

  • ヤスリ作業:2〜2.5時間
  • 1回目の塗装:1.5〜2時間
  • 2回目の塗装:1.5〜2時間(ただし1回目塗装後から24時間は乾燥時間が必要)

今までの経験から、おおよそこれくらいかなぁと見積もって、いよいよ作業開始です!

2.ヤスリをかける


まずは床にヤスリをかけます。専門用語では「ヤスる」と言います。それではワタクシもそれらしく、せっせとヤスっていきたいと思います。

再塗装する前にヤスる理由はいろいろあるんですが、一般的にはこんなところじゃないでしょうか。

  1. 前回塗った古いオイルを削り取る
  2. ささくれを滑らかにする
  3. シミなどを削ってキレイにする
塗装が弱くなってシミができちゃいました

とっても地味な作業なんですけど、再塗装の前には必ずやっておいた方がいい作業です。

シミなどを部分的になくしたい、という場合はヤスる場所以外をマスキングする必要がありますが、今回は全面再塗装なのでマスキングはなしです。

ヤスっているところ

せっせとヤスります! かなり粉塵が出ますので、マスクは必須です。

この作業では紙やすりを使います。こういうものですね。


これとよく似たものに「耐水ペーパー」というものがありますが、木材は水をつけずに磨きますので、紙やすりで充分です。

番手は150番から始めて、240番、320番と上げていきます(数字が大きい方が目が細かいのです)。床なのであまりツルツルにしすぎると、滑って危険です。今回は320番で仕上げをしました。

このヤスリをかけるだけでも、床はかなりツルツルになります。もうオイル塗らなくていいんじゃないの? くらいになりますが、ここで油断は禁物。

なぜならヤスっただけだと、またすぐにささくれてくるからですね〜。オイルは木の表面を固めて、ささくれを防止する役割も担ってるんです。

3.オイルを塗る(1回目)


塗っている写真は1枚もございません。だって手がベトベトになるんだもの…。

塗装に使う道具はハケ、コテバケ、などいろんなものがありますが、今回の縁側のようにそれほど面積が広くない場合のワタクシの一番のオススメは「ウエス」です。

ウエス、なんて言うとちょっとそれっぽいですが、具体的に言いますと「ボロ布」です笑 Tシャツでもタオルでも構いませんが、薄い方がいいです。その方がオイルをムダなく使えます。

オイルを入れる容器も世の中にはこんなものがありますが、今回は必要ないので、古くなったお茶碗を使います。


今回使用したNo.129というオイルは2度塗りが基本なので、1度目はややたっぷりめに塗っていきます。塗って5〜10分程経ったら拭き上げます。この拭き上げをしっかり行わないと、なかなか2度目の塗りができませんので、グイグイと力を込めて拭き上げていきます!

塗っては拭き上げて、を端から端までやって、初日はこれにて終了です。

4.オイルを塗る(2回目)


24時間ほど乾燥させて、2回目の塗装を行います。ただし2回目は最初からオイル少なめで。1回目でオイルが木材にしみこんでいるので、2回目は表面にオイルを薄く塗る程度で大丈夫。

これまた5〜10分程経ったら、拭き上げます。この拭き上げも1回目同様シッカリと行います!

あとは時間が経つにつれ、オイルが徐々に硬化していきます。

完成


さぁ、どんな感じに仕上がったかと言いますと…

こんな感じでヌルッとしましたー!

ツヤツヤピカーン

これで冬の縁側がまた楽しみです。

みなさん、冬の『くらしの宿Cocoro』でほっこりしてくださーい。お待ちしてます!

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