みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市にあるオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』のただっちです。
気づいたら10月もそろそろ終わりですね。今年は夏が暑く、残暑も暑く、そして秋までも暑い、しかも雨が多い! という全くもって変なお天気が続いているので全然そんな気がしませんが、実は冬がもうそこまでやってきてるんですよね。
今回はそんな中で薪ストーブを出しました、というお知らせです。
「出しました」って軽く言ってますけど、ファンヒーターとかじゃなくてちゃんとした薪ストーブです。
薪ストーブって、一般的には一度設置したらそのままですよね。
でも『くらしの宿Cocoro』では毎年夏の間は薪ストーブを片付けています。
なぜかというと、『くらしの宿Cocoro』の薪ストーブは、重さがわずか70kgしかないからです。長野県にあるモキ製作所のMD80Ⅱ(今は80Ⅲという機種にモデルチェンジしました)という機種です。
一般的な薪ストーブは軽いものでだいたい120kgくらい。重いものになると200kg越えです! そうなると古民家だと床の補強が必要になるレベルになります。ましてや片付けるなんて絶対ムリです。
でも何度も言いますが、『くらしの宿Cocoro』の薪ストーブは70kg。桁1つ分も軽いんです! なので使わない時期(5月〜10月中旬くらい)は気軽に片付けておけるんですね〜。
薪ストーブがない時期は部屋は広く使えるし、導線も確保できるし、山からの涼しい風もよく通るので快適。もういいことずくめなんですが、薪ストーブがないとなぜかちょっと寂しい気がするワタクシです…。
話はちょっと脱線するのですが、使わない間に薪ストーブを片付けておけるって、すごいメリットが大きいのです。薪ストーブって想像以上に場所を取るんですよね。それが夏の間もずーっと部屋にあると、さてどうなると思いますか?
はい、そうですね〜。かなりの確率で物置台になります…。
特にワタクシは片付けが苦手なので、これちょっと載せておこうかな、のちょっとが溜まりに溜まって、気づいたらストーブの上がジェンガみたいにグラグラになること間違い無しです。
ま、そんな危機的状況を避けるためにも、片付けられる薪ストーブってのはワタクシ的にもとっても都合がいいんです。
本題に戻って、薪ストーブの設置のお話しでした。
まずは床の掃除から始めます。ストーブを設置してしまうとその下や周辺が掃除できないので、ここは特に念入りに。あとストーブを焚き出すと床材が乾燥するので、その前に床材に水分をたっぷり吸わせておこうという狙いもあります。どこまで効果があるかは分かりませんが…。
といっても特別なことはなく、いつもの通り信頼のアウロNo.431を希釈して、拭き掃除をします。このアウロNo.431は無垢の板を使った家には超オススメですよ!
汚れを落とすと同時にワックスまでかけてくれるスグレモノです。希釈して使うタイプなので、1本買うと2〜3年は使えます。みなさんも機会があったらぜひ使ってみてください!
コイツを使って床をゴシゴシすると
少しかさついていた床がツルっとピカッとしました! もうこれだけで気持ちがいい!
次に関連グッズをドンドン設置していきす。
まずは炉壁(ろへき)から。ストーブから出る熱が建物に伝わるのを遮る壁ですね。
続きまして炉台(ろだい)。これは床への熱を遮る働きをしてくれます。この2つは薪ストーブには絶対必要な安全対策です!
そして壁から煙突を伸ばし、薪ストーブ本体に煙突を取り付けます。
本体は前回片付けるときにしっかりメンテナンスしたのでサビも汚れも一切なし。もう5年も使っているのに、まるで新品のようにキレイです! ちなみに片付ける際のメンテナンスの方法はこちらをどうぞ。
最後に薪やら火バサミやらアッシュトレイやら、細かい薪ストーブグッズをいろいろと配置してハイ終了!
この間、わずかに1時間程度。驚きの早さです。
ちなみに炉台や炉壁はワタクシがDIYしたものです。両方買うと8万円とかしますが、自分で作れば1万円もかかりません。う〜ん、価格破壊もはなはだしいな。薪ストーブを自分で付けたいと思っている方は、この炉壁や炉台作りにもトライしてみてください。
これで冬の準備がまた1つ整いました。これでひとまず寒さに関しては安心だ。薪ストーブが冬の暮らしに与えてくれる安心感って、ものすごいものがあるんですよ。郡上は冬の寒さが厳しいのでなおさらですね〜。
みなさん、今年の冬も薪ストーブとネコに癒やされに『くらしの宿Cocoro』へお越しくださいな〜。
お待ちしてまーす!
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