みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』を営むただっちです。新型コロナウィルスの影響で、ご予約が全く入りません…。こんな状態が続くとさすがにちょっと焦りますが、焦ってもロクなことはありません。情報に踊らされずにいつも通りのくらしを、いつも通りに続けていこう! と改めて決意する次第です。
富山県での愛農かまど作り、ついに最終日です。初日と二日目はコチラからどうぞ!
実は最終日には大きな作業が、あんまり残ってないんです。でもいろいろと細かい作業があって、なんだかんだで夕方までかかるんですよね。みんなでおしゃべりしながら、完成に向けちょっとゆっくりしたペースで作業が進みます。
最終日の作業はこんな流れです。
- 愛農かまど作り・三日目
- 手順その① 10段目を組む
- 手順その② 木枠を外す
- 手順その③ 金輪を付ける
- オマケ
- 愛農かまどを作り終えて
愛農かまど作り・三日目
手順その① 10段目を組む
これは今までと同じです。モルタルを載せ、レンガを積み、水平と垂直を確かめます。積んだあとは、目地を整え、水を含ませたスポンジで、はみ出したモルタルを吹き上げます。
ここで煙突も付けちゃいます。煙突を固定するのは、オーブンの天板の上に敷き詰めたものと同じ粘土です。これはたぶん煙突の交換を視野に入れているからだと思われます。煙突って実は消耗品ですからね〜。
愛農かまどは煙突を上から出したり、横から出したり、後ろから出したりと、いろんなアレンジができます。でも排気の流れを考えると、上から出すのが理想的なんじゃないかな〜。
手順その② 木枠を外す
10段目を組んで、待つこと3時間。モルタルが固まってきたのを確認して、木枠を外します。うまくいけばポコッと外れるし、木枠ごと固まってしまった場合は木のハンマーで叩いて、緩んだところを外します。
そしてこの待ち時間を利用して、野呂さんはオーブンの焚き口のトビラを作られていました。オーブンは熱をかけて空間を暖めなくてはいけないので、熱が逃げないようにという配慮です。
手順その③ 金輪を付ける
金輪ってのは、羽釜が乗る金属の輪です。これがないと羽釜を乗せたり降ろしたりしているうちに、レンガが崩れてしまうんですね。金輪にはサイズがあって、それを組み合わせることで、いろんなサイズの羽釜を使うことができます。
ちなみに羽釜というのはコレです。
金輪はコンクリートで固定します。
スタッフの方がスーツに革靴でお掃除されてますね。 それくらいみなさんワクワクだったんだな〜。楽しいな〜♪
先ほどの待ち時間を利用して作ったトビラもはまっています。レンガに緑のトビラってかわいいぞ♡
最後は全員でスポンジを使って全体をしっかりと磨き、拭き上げたらはい、完成でーす!! わ〜、パチパチー(拍手ね)
オマケ
当日はあいにくの雨だったんですが、テレビや新聞など、たくさんのメディアが取材に来ていました。若鶴酒造さんへの注目度の高さもありますが、この現代にかまどを作るって、それ自体ニュースになるくらい珍しいことなんですね〜。
こうやって愛農かまどの素晴らしさが認知されていくといいな〜。ワタクシも名前やら宿のことを聞かれたんですが、果たして新聞に載ったのでしょうか?
愛農かまどを作り終えて
今回、スタッフとして愛農かまど作りに参加させてもらえて、とても充実した幸せな3日間を過ごすことができました! 野呂さん、愛農会を始め、関係者のみなさん、本当にありがとうございました!
作業を進める中で、野呂さんが
「これはみんなで作り上げるかまどだから」
とおっしゃっていました。そうなんですよね〜。私がでも、誰かがでもなく、みんなで作るってのが一番大切なんですね! そう思うと、ますます愛農かまどがかわいく見えるワタクシでした。
岐阜に戻って、その日の晩ごはんを愛農かまどで炊いたことは言うまでもありません(笑)
そんな『くらしの宿Cocoro』はこんな状況下でも、普通に元気に営業しています。みなさんも機会があれば、ぜひ郡上にお越し下さいね。学校が休みになったのも、きっと何かのチャンスです。美味しいご飯を食べて、農作業で体を動かして、みんなで免疫、高めちゃいましょー!
愛農かまどがあるオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』のご予約はこちらから。「農泊まんきつプラン」のお客さまには愛農かまどでご飯を炊いていただきます! ご予約お待ちしていまーす♪
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