2026年春。「小さな田んぼの学校」が始まります!

みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』を営むただっちです。ここ数日、郡上では雪がポツポツと降り続いています。大雪ではありませんが、まずまずの積雪量です。毎日の雪かきは大変だけど、体を動かして外で作業してると気持ちがいいですね。

振り返ってみると2025年もお米を取り巻く環境は、決して安心したものではありませんでした。これは農業人口がどんどん減っていき、耕作放棄地が増えるという構造的な問題なので、今後ますます悪化することはあれ、改善することはないと思っています。

さて、そんな時代を少しでも安心して生き抜くためのワークショップを今年も開催しますよ! 

それが

小さな田んぼの学校」

です! 

「小さな田んぼのワークショップ」から「小さな田んぼの学校」へ


本ワークショップは2025年までは「小さな田んぼのワークショップ」という名前でした。2014年から続いている、一番人気が高いワークショップです。参加者さんは延べ人数で500人を超えます。その中で田んぼを始められた方が30組くらい、田んぼの面積的には2町歩(20,000平方メートル)くらいですかね。ひょっとしたらもうちょっと多いのかもしれません。

特にここ数年は参加者さんのガチ化が止まりません。ワークショップに参加しながら同時並行で自分の田んぼも始めちゃう、なんてツワモノが増えてきました。このワークショップは、ご自身で田んぼを始めるための技術や知識を身に付けることができる、とても実践的な内容となっています。

ただ最近はワークショップの参加者さんの中で、ガチで田んぼをやりたいという方と、気軽に田んぼに触れてみたいという方との間に温度差が少し生まれてきてるのかなぁ、と感じることが増えたのも事実です。

ということで! 

今年からは「小さな田んぼのワークショップ」をリニューアルです! 「小さな田んぼの学校」と改名し、その内容を二つに分けることにいたしました。

名付けて「体験クラス」「実践クラス」です!

※2026年は「体験クラス」のみ開催。「実践クラス」は2027年以降に開催予定です

ざっくりとしたイメージですが「体験クラス」は、まずは気軽にお米づくりを体験してみたい方に向けた内容です。参加費を今までよりもかなり低く設定いたしましたので、ご家族やご友人とお気軽に一緒に参加していただけると思います。とはいえ私が企画するワークショップですから、田植えや稲刈りを体験してもらってハイ終わり、ではありません。田んぼの整備や田植え後の除草といった、田んぼともう少し仲良くなることができる体験もご用意しています。

「体験クラス」は簡単な理論をお伝えすることはありますが、基本的には実技のみです。

「実践クラス」はその名の通り、より実践的です。お米づくりの理論と作業をしっかり学んで、今後自分で米づくりをやっていきたい方向けの内容となっています。今年からは今までのワークショップではお伝えできなかった機械の操作方法、日々の水管理の仕方、地域とのお付き合いの仕方、などもできるだけ詳しくお伝えします(その分、開催日数か増えてしまうのがやや難点ですが…)。

田んぼに触れてみたい人、田んぼを始めたい人、農のある暮らしをしたい人、自給力を高めたい人。ぜひぜひ岐阜県郡上市に足をお運びください!

「小さな田んぼ」とは?


まず私がワークショップでみなさんにお伝えしている「小さな田んぼ」。その具体的な形からお伝えしていきましょう。

  1. 自分(家族、友人)が食べるお米を自分で育てる
  2. 機械の使用は最小限に
  3. 除草薬や農薬は一切使いません
  4. 肥料も全然あげません

それぞれ詳しく説明していきます。

■ 自分(家族、友人)が食べるお米を自分で育てる ■

お米を自給するということです。家庭菜園はよくありますが、その田んぼバージョンだと思ってください。

家族でも、カップルでも、個人でも一緒です。どんな単位であれ、自分たちが食べるお米を自分たちで育てること。それがこの先の暮らしには欠かせないと私は考えています。

でも自給をするには、いろんな技術が必須です。そして技術は一朝一夕では身につきません。今のうちにいろんな技術を身につけて、これからやってくる荒波をしなやかに乗り越えていきましょう。

主食であるお米を自給することは確かにいろいろと大変です。でも実際にお米が収穫できると、みなさんが想像している以上に暮らしに安心を与えてくれます

ま、こればかりはどんなに言葉を尽くしても絶対に伝わりませんので、実際にやってみて実感してもらうのが一番です。

■ 機械の使用は最小限に ■

ワークショップでは「代かき」という作業にトラクターという大型機械を使いますが、トラクターを使わない場合でも基本は一緒です。

ワークショップ形式なのでどうしても時間の都合があり、参加人数が少ない時などは機械のお世話にはなりますが、目的はあくまでエネルギーや機械に頼らず手で田んぼをすることです。

機械とエネルギーがないとできない田んぼ、ではなく道具と人力さえあればできる田んぼを目指します。

昔の道具や体の使い方なども、しっかりとお伝えしますよ。

足踏み脱穀機を使ってモミを外す

■ 除草薬や農薬は一切使いません ■

もちろん栽培の過程で(というか栽培していない期間も含めてですが)、除草剤や農薬は一切使いません。「そんなことしたら田んぼが草だらけになる!」とよく言われますが、本当にそうでしょうか? 

私たちはもう15年近く除草剤を使わずに田んぼを続けていますが、田んぼが草だらけになったことは一度もありません。それどころか周囲の他の田んぼと比べてみても、明らかに草が少ないのが特徴です。ほとんど草が生えない年もあります。

こちらはある年のご近所さんの田んぼ。農薬も除草剤も使われている慣行栽培の田んぼですが、草が生えているのが分かります。

これは同じ年、同じ日の『くらしの宿Cocoro』の田んぼ。

お、フォトショップの加工がバッチリ決まってるね! って、加工なんてしてないっつーの笑

うちは田植えが遅いので稲がまだヒョロッとしていますが、草はほとんど生えていません。この時点で草が生えていなければ、後は稲の圧勝です!

この写真を見ても(実際の田んぼを見ても)そんなもの信じられない、コッソリ除草剤使ってるんじゃないか、などとおっしゃるかたも昔はたまにいらっしゃいましたが…。

みなさんが信じられないのは当然かも知れませんが、実は有機農業界ではこのように田んぼに草を生やさない技術があるんですよね。しかもすでに20年以上前に確立された、実績のある技術です。 

それが民間稲作研究所が確立した『有機稲作』の中の「抑草」と言う技術です。抑草ではいくつかの技術を複合的に用いて、田んぼの中に草が生えにくい環境を作ります。理論がしっかりと理解できて、それぞれの技術を積み上げれば、誰にでも習得できるありがたい技術です。

私がお伝えするのは、「抑草」に昔ながらの除草を組み合わせたものです。それがちゃんとできるようになるとア〜ラ不思議。先ほどの写真のように草がほとんど生えない田んぼになるんですね。

■ 肥料も全然あげません ■

最後になりますが、肥料も全然あげません。ヌカや堆肥などもあげません。せいぜい秋に切りワラをまく程度です。

これまた「そんなことで米がとれる訳がない!」とツッコミの嵐が吹き荒れそうですが汗

さすがに化成肥料を使う田んぼと同量とはいきません。でも毎年ちゃんと1年分のお米が収穫できますよ。

肥料の代わりに太陽や水、虫や微生物など自然の恵みを最大限に活用すること、そして何よりも自給を目指し謙虚に欲張らないことが成功へのポイントです。

このように「小さな田んぼ」はまさに家族向き、自給向きの田んぼなんですね。

「実践クラス」ではそんな小さな田んぼの技術と理論を、ほぼ一年かけて基礎から全てお伝えします。

育てるお米はワタクシたちが2013年からずっとタネを採り続けている「イセヒカリ」です。スッキリとした食感の、とっても美味しいお米です。

ちなみにこんなお米です。

みんなで一緒に農のある暮らしを目指しましょう。

農のある暮らしは楽しいよ♪

今回募集する「体験クラス」は全6回(収穫祭含む)、「実践クラス」は全15回(収穫祭含む)の開催日数を予定しています。

ではそれぞれのワークショップの詳しい内容です。

「体験クラス」

日程


「体験クラス」の日程は以下の通りです。

基本的にはこの予定に沿って開催しますが、お天気の都合や稲の生育状況で前倒しになったり、延期になることがありますので、あらかじめご了承ください。

特に稲刈りはお天気に左右されますので、毎年当然のごとく日程変更が発生します。前週末と翌週末も空けておく、くらいの余裕を持った計画を立ててください。

また日程変更によりご参加ができなくなった場合の返金などはありませんのでご理解ください。

① 3月28日 オリエンテーション、あぜの草刈り、あぜ直し(AMのみ・雨天中止)

② 4月 18日 モミまき(PMのみ・雨天決行)

③ 5月30日 田植え(1日・小雨決行)

④ 6月13日 除草(AMかPMのどちらかで2時間程度・雨天決行) 

⑤  9月26日 稲刈り、稲架かけ(1日・雨天延期もしくは前倒し)

★ 11月上旬 みんなで持ち寄り収穫祭♪

参加費


参加費は大人25,000円、子どもちゃん(小学4年生〜高校3年生)は10,000円です。小学3年生以下の子どもちゃんは無料です。

傷害保険代込みです。ワークショップへの子どもちゃんだけでのご参加は事故やけがの恐れがありますので、必ず保護者同伴でお願いします。

そして収穫後のお楽しみがコチラ! 

11月上旬に開催予定の収穫祭で、今年みんなで育てたお米をプレゼントいたします! 前述した通り自然に頼るところが大きい農法なので収穫量にバラツキがありますが、最低5kgを保証します。

※子どもちゃん料金にはお米のプレゼントは含まれません

かまどで炊いた新米を囲んでの収穫祭!

「実践クラス」(※今年の開催はありません)

日程


受講料


「実践クラス」受講に際しての注意点


田んぼの場所


田んぼは『くらしの宿Cocoro』から徒歩5分程度のところにあります。広さは約1.2反(1200平方メートル)です。

こことは別にもう少し小さい田んぼ(約300平方メートル)があり、そちらでは個人的な趣味でジャスミンライス(インディカ米)も育てています。

晴天の下で田植え!

郡上は水も景色もキレイで、本当にいいところです。こんな場所で田んぼができるなんて、とっても幸せです。

時間


開催日によって集合時間と解散時間が異なります。

参加者さんにはLINEのグループメッセージでご連絡します。午前中で終わる日もあれば、お昼ご飯をご持参してもらって、夕方まで作業する日もあります。

※ LINEのアカウントをお持ちでない方は、お手数ですがこの機会に取得をお願いします。

また遠方からご参加の方は、前日や当日に『くらしの宿Cocoro』にご宿泊が可能です(※日程によってはご宿泊ができない場合もあります)。私たちがワークショップの準備や後片付けでバタバタしますので、宿泊料金を少しお得に設定しています。お食事のご用意はできませんので素泊まり(場合によっては相部屋)になります。料金につきましては別途お問い合わせ下さい。

事前説明会・募集期間・定員


募集期間は令和8年2月28日(土)の20時までです。

それに先立ちまして、2月20日の20時より事前説明会(zoom)を開催します。事前説明会へのお申し込みはこちらからお願いします。

今回募集する人数は「体験クラス」が20名(先着順)です。

ここ数年間は満員御礼が続いています。締切日の前でも定員に達した時点でお申し込みを終了いたしますので、田んぼをやってみたい方はできるだけお早めにどうぞ!

お申し込みやご質問など


お申し込みやご質問はお申し込みフォームより承ります。

ご質問は『くらしの宿Cocoro』のFacebookページInstagramのメッセージ、私個人をご存知の方はメッセンジャー、LINEなどでも大丈夫です。

最後に。田んぼって、ホントに楽しいよ〜♪ 

今年もたくさんのかたのご参加をお待ちしています。よろしくお願いしまーす!

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