みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市にあるオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』のただっちです。前回ブログを書いたのがいつか思い出せないくらい本当に久しぶり、そしてサーバーを移転してからは初めてのブログ更新になります。
こんな時に大人としていの一番でやらなくちゃいけないことは、そう、テキトーな言い訳 丁寧な説明ですよね。
どうしてこんなにも長期間ブログがほったらかしになっていたかといいますとですね、早い話がまぁ忙しかったのですね。ってそんな正直な一言でアッサリとまとめちゃったら身も蓋もないんですけど、実際毎日フル回転で朝から晩まで何かやってます。そして最近の流行りは、もちろん宿の2階の改装作業でございます!
夏の終わり頃から始まった大工さんの工事。今回もこうして欲しい、ああして欲しい、いやいやそこはこんな感じで、というワタクシたちのリクエスト(一般的にはワガママと言うんだろうか?)にしっかりとお応えいただき、先日無事に終了しました。大工さん、本当にありがとうございました! 大工さんの仕事を間近で見れて、今後のDIYに役立つ勉強ができました。
これからは本格的にワタクシたちの出番ですよ! ということでせっせと改装作業に取り組む毎日です。
改装以外にも大豆を外して選別をしたり、お味噌セットを作ったり、宿の大掃除をしたり、たまった書類を整理したり、ネコと遊んだり、とやることいっぱいなんですが、まずは改装を最優先で進めています。
今回は2階がどんなことになっているかを、ビフォー・アフター形式でチラ見せいたしまーす。完成したあかつきには『くらしの宿Cocoro』のウェブサイトにアップしますので、今回は完成と言うよりは途中経過をお伝えできればと思います。初公開の画像ばかりなのですが、「うお〜、レアだぜー」とテンション上がってるのはワタクシたちだけですか。あぁ、そうですか…。
気を取り直して、まずは天井のビフォーからいってみましょうか。
『くらしの宿Cocoro』は築70年弱の古民家でして、昔は2階で蚕を飼っていたそうです。なので天井は野地板や垂木がそのまま見えているし、2階の床は1階の天井そのもの(いわゆる踏み天井)でした。これではさすがにお客さまはお迎えできませんよね〜。
野地板の下に断熱材を入れ、屋根の勾配に合わせて天井を貼ってもらったアフターがコチラ。梁(はり)や桁(けた)をキレイに拭き掃除をしたところ、とってもいい雰囲気になりました。
天井に断熱材が入ったことで、夏の暑さや冬の寒さがかなりおだやかになりました。古民家リノベに断熱材はマストアイテムですねぇ。
続きましては壁です。元々はしっかりとした真壁だったのですが、経年劣化で土がボロボロと崩れてきていました。
これを左官屋さんに塗り直してもらったのがコチラ。
左官屋さんに塗ってもらった土壁は素晴らしくて、もうこのままでいいんじゃね? くらいのクオリティです。でも土がむき出しだと、またいつかボロボしてくるんだよなぁ。という訳で漆喰を塗ったアフターがコレです。
柱には自然素材のオイル(亜麻仁油)を塗りました。ツヤッと黒光りする柱と白い壁とのコントラストが、いかにも農家民宿という雰囲気を出しています。ワタクシの主観ですが…。
さてさて、お次はキッチンです。2階にはご宿泊の方が自炊できるミニキッチンを設けました。長期滞在のみなさん、いらっしゃーい。
キッチンは真壁にキッチンパネルを貼って、それ以外の土壁がむき出しになっているところは漆喰で化粧しました。床は水回りはクッションフロア、ダイニング部分には木を貼りました。真壁を見せたかったけど、消防法上キッチンには防火と防水が求められるので、これは仕方ないのですね。
キッチンは完成まであと少し。あとはガスの配管工事と、冷蔵庫などを設置すれば完成でーす。
最後は客間です。今回、2階に客間を二部屋設けたのですが、その一室です。6畳の洋間で「朴(ほう)」というお部屋になります。
それが今ではこーんなお部屋になっています。なんだか不思議な感じです。
何もないスペースに柱が立って、壁ができて、その壁がどんどんキレイになって、部屋になっていく。そんな一連の流れを体験できるのも、セルフリノベーションの楽しみですね〜。
と、こんな楽しいことをずっとやってるからブログ書く時間がなかったんですわ、ゴメンゴメン。という、反省も何も感じられない長いだけの言い訳でした。
年内には全ての作業を終わらせたいと思い、この2ヶ月ほどけっこうな時間を費やして頑張ってきたんですが、作業を終える前にどうやら年が変わっちゃいそうです。ちょっと心残りですが、慌てたところでできるものでもないし、仕方ありません。でも2階の新装開店は(こんな風に書くとパチンコ屋さんみたいだな)、予定通り2月です! ステキなお部屋をご用意して、みなさんの訪れをお待ちしています。
それでは来年もみなさんにとって良いお年になりますように。そして来年もたくさんのお客さまにお目にかかれますように。今年も1年間、ありがとうございました! また来年〜♪
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