[本記事は2019年11月に公開した「ネコとくらせば」を2022年12月に加筆、写真の置き換えなどを行い再度公開(リライト1)。2024年9月に香料に関する事項を追記し、再度公開(リライト2)したものです]
みなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』を営むただっちです。
このブログにたどり着く人は、たぶん「ネコのいる宿 岐阜」などのワードで検索をされた方が多いんじゃないかと思います。
実は現在、そのようなワードで検索をかけると、『くらしの宿Cocoro』がかなり上位に(というか今見たらトップやないか!)上がってきてしまうのですね。そのようなワードでのSEO対策はこれっぽっちも考えていなかったので、今ワタクシはとってもビックリしてしまい、思わずブログを書く手を止めてしまったところです…。
気を取り直して。
ですのでこのブログで初めて『くらしの宿Cocoro』をご存じになった人がとても多いのではなかろうか。そんな風に考えまして、まずは『くらしの宿Cocoro』の簡単な説明をしようかと思います。
いつもブログを読んでくれている皆様はご存じかもしれませんが、『くらしの宿Cocoro』には「農と暮らしが体験できる宿」を始め、いくつかのコンセプトがあります。
「小さな農家を増やす」もそうですし、「化学物質過敏症のかたが安心して宿泊できる宿」もそうですね。
しかしその中には表だって口にはできないコンセプトもあります…。
この記事を読んでくださっているかただけにコッソリ教えちゃいますが、それが
「めざせ、猫カフェ!」
です!!
すいません。ウソです。そんなコンセプト一切ありません。
でも宿にネコはいます。
ワタクシたちはネコが好きで、以前暮らしていた場所からネコ4匹と一緒にここ郡上に引っ越しをしました。移動なんて車に乗せるだけだし、まぁ大丈夫だろうと最初は甘く考えてたんですが、ネコって車がむちゃくちゃキライなんですよね…。引っ越しが大変すぎて、ネコたちに配慮することをすっかり放棄していました。
郡上への移動の道中、「出せー」「降ろせー」「怖いよ〜」などと、それはそれは大変でした。友人の助けを得て無事に郡上へ引っ越すことができたのですが、ネコは車に乗せちゃかわいそうですね。ゴメンなさい 。もうしません。
今回はそんな『くらしの宿Cocoro』の家族、4匹のネコたちをご紹介したいと思います。
まずは長老、福乃輔。愛称は「ふく」です。
たぶん13歳(2024年現在)なので、人間でいうと75歳くらいでしょうかねぇ。
未だ落ち着くということを知らず、朝だろうが夜だろうが、家の中だろうが庭だろうが、とっても元気に走り回っています。高い声で「ニャニャニョ〜」と鳴きます。時々トイレと間違えて、あらぬところで粗相をしたりもします(マジで止めて下さい)。
お客さまがおみえになると、いつも先陣を切ってお迎えに行きます。ゴキゲンがよければお見送りも。一番触れる可能性が高い、人好きネコさんです。
次は静かなる白黒、次男坊のもちです。相性は「ちーも」です。
以前のちーもはとっても内気だったのですが、最近はやや社交的になってきました。
ちゅーか、態度デカすぎ。相手が自分より弱いと見ると、すかさず必殺の猫パンチです!
泣かしたちびっ子は数知れず…。ちびっ子は絶対に近づかないでください。大人のお客さまには「猫パンチいただきました〜」と喜ばれますが、それも決してオススメはしませんよ。
「クー」と鳴きます。夏の間はよそよそしいのに、冬になると人恋しくなって、いつも膝や肩の上にやってきます。今も膝に乗っています。おかげで仕事が全然はかどりません。
そして食いしん坊の三男、チャイです。愛称は「チャイチャイ」。ちょっとオラオラのジャイアンキャラですが、実は人好き。まあるい顔の憎めないヤツです。
ちょっと太めなので、ダイエットご飯を食べています。でもいつもほかのネコのご飯を盗み食いして、結局体重が増えちゃうんだよなー。飼い主の心ネコ知らずです。小さな声で「ワッキャオ」と鳴きます。
二階が大好きで、よく侵入します。お客さまと一緒にソファーに座ってお茶してたりして、それはそれでなかなかステキな光景です。
そして最後は紅一点、琴音です。愛称は「ことちゃん」。
ことちゃんはノラネコ界出身ということもあり、4ニャンの中では一番ワイルドです。宿周辺のモグラを捕り、鳥を捕り、蛇を捕り、蝉を捕り。ひたすらワイルドサイドをかっ歩し続けています。
当然お客さまの前にはほとんど姿を見せません。ごくたま〜にですが、ひょこっと出てきてくれるので、遭遇できたらラッキーなレアキャラ扱いです。
でも最近は薪ストーブと、その横のソファーがお気に入り。ここへ来てようやく少しだけ、人を信頼して人と一緒に暮らすことに慣れてきたみたいです。
ワタクシたちはそんな個性豊かな4ニャンと一緒に暮らしているのですが、実はみーんな捨て猫です。
ふくはノルウェージャン・フォレストキャット(の雑種)だし、チャイチャイはスコティッシュフォールド(たぶん純血種)なんですが、どちらも保護した時には捨てられてからかなりの日数が経っていて、ガリガリにやせていました。
ちーもは道の駅に段ボールに入って捨てられてたし、ことちゃんは親とはぐれてカラスに襲われているところを救出しました。
あ、正確に言うと、チャイチャイは友だちが山奥でレスキューして「お前の家なら飼えるだろ」と勝手にうちに置いていったんだった笑
かかりつけの獣医さんによると、チャイチャイは片目がちょっと不自由なので、売れないと判断したブリーダーが人目に付かない場所に捨てたんじゃないか、とのこと。じゃあふくはなんで捨てられたんだろうか?
人間の都合で捨てられたり売られたり。種類によっては流行りやすたりもありますよね。そんな人間のエゴに巻き込まれる動物たちには本当に申し訳ないことをしているなぁと、いつも思います。ワタクシたちにできることは、縁あって一緒に暮らしているネコたちに、少しでも幸せにいてもらうこと。
とか言いつつ、幸せにしてもらってるのは、ワタクシたちの方なんですけどね〜。特に何かをしてくれる訳でもないのに、ネコってホント不思議な生き物だわ。
そして願わくば『くらしの宿Cocoro』に来ていただいたお客さまにも、ネコと暮らすことの素晴らしさを味わってもらいたい。そんな風に思っています。
そんなネコたっぷりの『くらしの宿Cocoro』ですが、ネコと積極的に触れ合いたいお客さまには1つだけお願いがあります。
それは香料です。
主なものですと洗濯洗剤、柔軟剤、香水、コロン、掃除用のスプレー、消臭剤、手指の消毒液、芳香剤、スキンケア製品などに香料(人工、天然を問わず)が入っています。
ネコはそもそも香りが苦手です。苦手というよりもうちょっと切実でして、香りで健康を害してしまうほどです。
ワタクシたちは普段から香りのあるものは一切使いません。化学物質過敏症のお客さまへの配慮という面もありますし、ネコたちのためでもあります。
ですのでネコと触れ合いたいお客さまは、香料にはくれぐれもお気をつけください。ま、そもそも香りが強いお客さまの場合、ネコはスーッと逃げてしまって出てきてくれませんが…。
もう少ししたら本格的に秋ですね。これから日一日と寒くなってゆきます。ネコと薪ストーブの組み合わせもとってもいいんですよ〜。
みなさん、そんな『くらしの宿Cocoro』にまったりしに来てください。
ご予約待ってまーす!
ことちゃんは、うちのモコに似ています。
気性も似ているようです。
読者になります。
よろしく。
久留米じいじさん
コメントありがとうございます! そうなんですね~。ネコは毛の色や品種によって、ある程度性格が決まるみたいですよ。モコちゃんにも会いたいなぁ。
これからもよろしくお願いします!